奮闘記

うしろはま鳴き砂を守る会

落書きクジラ

このページでは「浜の清掃活動開始〜会が出来るまで」についてまとめているよ!

最新情報はこちら≫

目次

・初めての浜掃除は2011年
|漂着ゴミなのに、産廃あつかい
・ボランティア袋GET!
|鳴き砂を守る会、誕生
・「鳴き砂の湯」誕生
|漂着ゴミひとつかみ、ひろってきてね
|日本から消えゆく、五右衛門風呂
|お風呂製作の物語(PDF)
|浜清掃ギャラリー

初めての浜掃除は2011年

漂着ゴミなのに、産廃あつかい

ここは私有地に面した海岸です。前任者が管理する15年あまりの間に、敷地は機械も入れられない藪になっていました。

そして大量のゴミの山、やま、ヤマ…。そのゴミは漂着物なのに、土地から発生したものだから有料で捨てなければならないと言われ、自腹で捨てていました。

15年ためこんだ漂着ゴミと、新たに漂着するゴミを、集め、分別します。分別しないと捨てることができません。集める以上に大変な作業です。

当時の作業の流れ
1)5人力〜で1週間以上かけてゴミ集め。
2)ゴミを分別(タイヤ以上のサイズ)
3)ゴミを分別(ペットボトル以上のサイズ)
4)ゴミを分別(ライター以上のサイズ)
5)ゴミを分別(粉末のような何かをザルでこす)
6)軽トラに積み、処理場へ

分別の種類
○燃えるゴミ:紙類/藻/木屑/竹/漂着木※いずれも50cm程度に切る
○燃えないゴミ:漁具(ブイ/漁網/綱/針/発泡スチロール/硬化プラスチック類)軟化プラスチック/ゴム/タイヤ/シート類/
○有害:ライター/蛍光灯/電球/電池
○引き取ってもらえない:発煙筒/ポリ缶/冷蔵庫/

雨が降ったら、また浜にゴミが寄ってる!!
\(^0^)/あっはっはっは!やりなおし☆


分別したゴミは処理場へ持って行きます。軽トラに横板を貼り、山盛りに積んで、片道1時間のゴミ処理場へ。

もちろん、どれだけ頑張ってもお給料にならない完全ボランティア。その作業は、なんと7年間続きました。

掃除しても、しても、漂着する大量のゴミ・・・
一方で、市の方針が変わり「ゴミを産業廃棄物と同じ価格」で捨てなくてはならなくなりました。その金額は今までの3倍です。

落書きクジラ

ええっ!?
ボランティアで浜掃除してるのに、
ゴミ処分費用が今までの3倍!?

ボランティア袋GET!

どうしようかと途方に暮れましたが、行政の方とのお話を経て、ボランティア袋が使えるようになりました!自腹で捨てていたゴミを、回収業者が取りに来てくれるのです!万歳!

オマケ・・・この7年間で集めたゴミ

1)軽トラ1台の場合
ボランティア袋に換算すると、1段10袋×5段=50袋=1台の積載量

2 )1年の平均
①、燃えるゴミ=5台×50袋=250袋
②、燃えないゴミ=10台×50袋=500袋
③、①+②=750袋、軽トラ15台分

3)過去集めたゴミの総量
①、燃えるゴミ=250袋×7年=1750袋
②、燃えないゴミ=500袋×7年=3500袋
③、①+②=5250袋相当

備考:人工物に注力してゴミ出しをしていたため。流木など自然のゴミはどんどん溜まっていきました。

「うしろはま鳴き砂を守る会」誕生!

ボランティア袋を回収してもらうには、団体名(もしくは自治会名)を記載する必要があり、「うしろはま鳴き砂を守る会」が誕生しました!
会の代表は、木本薫さんです。

会の活動でボランティアを公に集うことができ、そのお陰で、2018年にやっと前任者がため込んだゴミが無くなりました。

しかし、海の波に乗り、ゴミは日々漂着します。
会の活動は今も続いています。

木本薫アイコンまち

2時間の活動の後、まかないに豚汁を出してます!
ぜひ食べてってくださいね!

Facebook@nakimamoを埋め込みたい

「鳴き砂の湯」誕生

「漂着ゴミひとつかみ」ひろってきてね。

流木をお風呂の燃料にしました!
「漂着ゴミをひとつかみ拾ってきてね」がお約束、お金はいりません。

国は200億の予算を割いて漂着ゴミ処分の方針を立てる中、自分たちで処理する画期的な方法として、「NHKおはよう日本」や地元ローカルTVで放送されました。

  • 五右衛門風呂は、井戸水(毎年水質検査済)の掛け流し
  • 沸きこぼれたお湯は、露天風呂の浴槽にたまります。
  • 市の衛生基準以上の衛生を心がけ、公衆浴場の許可を得ています。
  • 利用料はタダ。「漂着ゴミひとつかみ」ひろってきてね。

日本から消えゆく、五右衛門風呂

落書きクジラ

普通のお風呂と違った気持ち良さがあるよ!

五右衛門風呂は、ちょっと普通のお風呂と違います。 一番の違いは、木を燃やしてお湯を沸かすことです。昔の日本では当たり前でしたが、電気やガス、灯油の普及にともない、だんだんと数を減らしています。

木を燃やすとは原始的な・・・と思うかもしれませんが、火を焚くのは楽しいことで、そもそも人間が生きていく上でとても大事なことでした。最近の子供たちはロウソクの火ですら危ないからと触る機会がありません。

まずはぜひ、火に木(薪)をくべる楽しさを体験していただきたい。

お湯は、42度が適温です。 踏板(ふみいた)を踏んで、ざぶんとつかり、ザザーとお湯があふれるのはなんともいい気持ちです。

五右衛門風呂の鉄釜は「遠赤外線効果」があります。簡単に言うと、身体を芯からぽかぽかとあたため、湯冷めしにくい。 下で焚かれる木材はやがて熾火(オキビ)となります。丁度炭焼きで焙煎している様な状態ですね。アロマのようにほんのりと香る煙に癒されます。


沖縄にも負けず劣らずのクリーンなビーチ
昼はグリーンエメラルドに輝く海を前にサンセットを眺めるか、夜は夜で遠くにイカ釣りの漁火(イサリビ)を眺め、満天の星を抱きながら遠赤の湯に浸かるのはそれはもう、至高の体験の一つと言っていいでしょう。

そんな環境の中で、初めて五右衛門風呂に浸かった人達の第一声は、間違いなく「気持ちいいーっ!」です。全員がそう言います。「生きててよかったーっ」と絶叫してくれた方もいるくらいです。 冷えていた体が芯から温まるまで至福の時間をお愉しみいただけます。

最後に、
このお風呂に使っているお水は井戸水で、美味しく飲めます。 地下から汲み上げた水を竃(かまど)で沸かしたお湯は水道水と違い、まろやかでやわらかいお湯になります。

ぜひ、湯上りのすべすべのお肌と、内側からぽっぽとあたたまる心地よさを体験してくださいね。

お風呂製作の物語(PDF)

浜清掃ギャラリー

落書きクジラ

すごいすごい!みんなでキレイにしてるんだね!

木本薫アイコンまち

活動は主にFacebook、Twitter、instagramで発信しています!@nakimamo よろしくお願いします!
みんないつもありがとう〜〜〜^^